子供たちが心身ともに健やかに育つためには、どうすればよいのでしょうか?簡単な質問のようですが、いざ話し合うとなると、何時間かかっても終わらないほどの大きなテーマです。
ひと昔前の日本社会では、地域で子供を見かけると、たいてい「どこそこさんちの何々ちゃんだ」なんてわかっていたものです。もちろん、グレたり、悪さやいたずらをする子供はいつの時代にもいたわけですが、「凶悪犯罪の低年齢化」などという現代のような用語はありませんでした。
家庭の状況はというと、貧困であったり、家庭を顧みないモーレツサラリーマンのお父さんがいたり、また、そのお父さんが機嫌が悪いとちゃぶ台をひっくり返すような人であったりと、今のようなアットホームな家庭ばかりではありませんでした。
にもかかわらず、おしなべて現在より、子供たちがスクスクと育っていったのは、社会全体に子供たちを育む土壌があったとだけはいえるのではないでしょうか。『子供は、親の背中を見て育つ』『三つ子の魂、百まで』とは昔の人が親の素行の大切さを表現したものです。これらの言葉は今日、昔よりもむしろ重い意味をもってきたように私は思います。
つまり、親御さんの日々の態度がとても大切になってきているのです。ところが、現在の親御さんというのは、実のところ皆さん戦後生まれで、自らの育てられ方においても、現代化の流れの中にいた人々です。そこで、子供たちとどう接していいのかわからない、という方が多いのです。これは、学校の先生方にも同じことがいえます。
私のクリニックには、当然色々な悩みの方が相談にみえます。子供が不登校だ、引きこもってしまった、暴力的だ、etc。数えればキリがないほど、悩みの種類もケースも相談に来る方も多様です。そうした多くの方々との関わりの中で気づいたのは、お子さん自身の抱える問題も、その親御さんや先生方の問題も、現代社会に暮らしている上で共通していることがあるということです。
たとえば、依存症です。不安や心配、ストレスのために、なにかに依存している傾向がある人は、病気というレベルまでいかないにしろ、近年すごい勢いで増えています。子供にも大人にも増えているのです。
「○○がないと不安だ」「○○がやめられない」。皆さんにも○○の部分に入るものがありますか?○○には、アルコール(飲酒)・タバコ(喫煙)なども入りますが、どうでしょう。携帯電話・テレビゲーム・インターネット・買い物・パチンコのようなものも入りませんか?ピッタリあてはまるでしょう。
○○が何であるにしろ、現代は子供から大人まで、何らかの○○を持っている人が、とても多いのです。現代人のほとんどがプチ依存症に陥っていることをあらわしています。これは問題です。
依存症を治すには、生活習慣を見直すというアプローチもあるのですが、これは決意による禁煙と同じで、根本的な解決にはなりません。いつでも、また元通りになってしまうことが多いのです(なかには成功する人もいますが、成功率が極めて低いのです)。
そこで私が提案しているのが、自然素材のサプリメント補給による改善です。私と意識物理学者・半田広宣さんとで共同開発した『ヌーススピリッツ』(低分子水溶性キトサン食品)は、「心のコントロールをとれない状態のコントロールが期待できる」としてすでに米国と日本で用途特許を取得しています。
低分子水溶性キトサンが、こういった機能性があるのは何らかの形で脳内ホルモンの分泌によい影響を与えるのではないかと考えています。精神科医の立場から言うと、精神性の悩みに、それこそ精神論だけで対応できる、と思うのは思いあがりで、きちんとこうした栄養学や生理学的研究も行われるべきです。
これまでこの『ヌーススピリッツ』を飲んで、不安や依存、無気力から抜け出した方は数知れません。育児ノイローゼから解放されたお母さん・子供の情緒不安定が安定してきた・不登校生活に終止符を打ったなど、多くの喜びの声が集まってきています。
心が安定することで血圧が安定したり、更年期の不定愁訴が軽減されることもあるようで、日常の健康維持のために常食される方も増えています。
冒頭に申し上げた通りの時代です。どうぞ、心身の健康に役立つ『ヌーススピリッツ』をご家族みなさんで一度、お試しされることをおすすめいたします。
1951年東京生まれ。東京大学文学部卒業、筑波大学医学研究科博士課程修了。
精神科医、医学博士、日本医師会認定産業医、臨床心理士。
現在、ストレスケア日比谷クリニック院長。おもに心身症、摂食障害、気分障害(うつ病)、強迫性障害などの治療に従事。