最新家電が続々と登場し、私たちの生活がますます便利になるその一方で、いま、「電磁波が人体に与える影響」が世界中で取り沙汰されています。最近ではWHO(世界保健機関)でも、携帯電話の電磁波がもたらす影響について慎重な姿勢(予防的措置)を心掛けるよう呼びかけているほどです。
しかし、この電磁波問題については、断片的な情報やウワサばかりが先行し、安易に不安を煽るだけの情報も数多く出回っています。では、この巷でウワサとなっている「電磁波問題」とは本当のところ、いったいどういうもので、そもそも「電磁波」とは何なのでしょうか?ここでは、いま騒がれている「電磁波問題」を正しく理解していただくために電磁波に関する最新情報をご紹介します。
電磁波はなぜ身体に悪いと言われているの?
近年、よく「電磁波が人体に何らかの影響を及ぼす」として話題になっていますが、電磁波の人体への影響が疑われたのは、米国でレーダーを扱う人々の間に、白内障や体の不調が頻発したことが発端です。
電磁波が人体に悪影響を及ぼすのではないかという疑いから、小児白血病の発症率の調査など大規模な調査が行われました。その結果、これまで問題にしなかった弱い磁場でも、発症率が上がることが分かり始めました。
最近では「携帯電話」による脳への影響などの調査も行われています。しかし、厳密に言えば、すべての電磁波が問題となっているわけではありません。
最近、マスコミなどで危険と騒がれているように、現在、人体への影響などが問題となっている電磁波は、携帯電話から出る「電波(マイクロ波)」と送電線や一般の電化製品から漏れる「超低周波」です。私たちにとって最も身近なこの2つの電磁波が、体に悪影響を与えるのではないかと懸念されています。
携帯電話(アナログでは800メガヘルツ帯、デジタルでは1.5ギガヘルツ帯など)や電子レンジ(2.45ギガヘルツ)などが出す「電波」は、その信号が医療機器の誤動作を引きおこす可能性と発生する熱が人体に与える影響が問題になっています。
携帯電話の電磁波って何が悪いの?
携帯電話には電子レンジと同種のマイクロ波が使われています。人体には70%の水分が含まれているので、人にマイクロ波をあてると、電子レンジと同じ熱効果が現れます。しかし、携帯電話の出力は電子レンジと比較すると桁違いに小さいことから、人体に熱効果を及ぼすことは考えにくいということが分かってきました。
しかし、それ以上に携帯電話で現在問題となっているのは、携帯電話が頭部の極めて近くで使用されることで、マイクロ波が脳細胞の中にある遺伝子DNAを傷つけたり、脳腫瘍を引き起こすのではないかという可能性です。
イギリス政府などは、「携帯電話の電磁波は有害といえないが、無害という証拠もない」ということで、特に電磁波の悪影響を受けやすい児童に対しては携帯電話の所持を控えるよう勧告を出しています。
送電線による電磁波の悪影響
一方、送電線や配電線から出る「超低周波」領域(50〜60ヘルツ)では、磁界が問題となっています。磁界の強さは、高電圧の送電線の真下でも最大200ミリガウス程度ですが、地磁気では500ミリガウスもあります。
しかし、地磁気が瞬時に大きく変化することはありませんが、送電線の交流がつくる磁界はその向きが1秒間に50〜60回変わり、大きさもたえず変化しています。人体への影響について注目されているのは、この「変動磁界」です。
高圧送電線の近隣に住んでいる場合、電磁波が強ければ、小さい子どもほど小児ガンになりやすく、特に白血病の多発が報告されています。
電磁波で白血病の発症が2倍に?(国立環境研究所調査)
最近の研究では、電気製品や強い電流の流れる送電線から出る超低周波という種類の電磁波が、子どもの健康にひびくという調査結果が出されています。これは国立環境研究所などによる初の全国調査です。
電磁波には、携帯電話の出す高周波などさまざまな種類があります。調査は超低周波について15歳未満の白血病の子ども約350人と健康な子ども約700人の家庭を調査。一般の家庭の4倍以上の超低周波が出る家で暮らしている場合、子どもが白血病にかかる率が2倍以上に増加する傾向があるということです。
電磁波と病気の関係ははっきりしていませんが1970年代末からアメリカやスウェーデンなどで健康にかかわるという研究結果が明らかにされています。
電磁波による様々な健康被害
日本ではまだまだ認知度の低い病気のひとつに「電磁波過敏症」と呼ばれる症状があります。
これは電磁波に対して極度に過敏であるため、身の回りにある微弱な電磁波を浴びただけで、頭痛や吐き気を感じてしまう症状のことです。
この電磁波過敏症は、たとえば、コンピュータをはじめとする家庭用電気製品に近づくと、激しい頭痛や胸苦しさ、吐き気、めまいなどの症状が現れ、電気製品から少し離れるだけで症状が消えてしまうことが多いことから、電気製品に近いほど強くなる電磁波の影響ではないかと考えられ、アメリカの医学者ウィリアム・レイ博士によって「電磁波過敏症」と命名されました。
博士によれば電磁波過敏症の特徴は、最初に目、皮膚、神経に症状が現れます。そして次に呼吸困難や動悸、めまいや吐き気などの症状が現れてきます。それがさらに悪化すると、疲労感やうつを伴う頭痛や短期的な記憶喪失、手足のしびれやまひが起こってくる場合もあります。その他にも下記のようなさまざまな症状が確認されています。
<電磁波過敏症の13の症状分類(ウィリアム・レイ博士による)>
1.目の症状:見にくい、目が痛い、目がうずくなど
2.皮膚の症状:乾燥する、赤くなる、できものなど
3.鼻の症状:鼻づまり、鼻水など
4.顔の痛み:顔がほてる、むくむ、水泡、ひりひりする
5.口の症状:口内炎、メタリックな味がする
6.歯や顎の痛み
7.粘膜の症状:乾燥、異常な渇き
8.頭痛:単なる頭痛のみならず記憶喪失やうつ症状まで
9.疲労:異常な疲れ、集中力の欠如
10.めまい:気を失いそうな感覚、吐き気
11.関節痛:肩こり、腕や関節の痛み
12.呼吸:呼吸困難、動悸
13.しびれ:腕や足のしびれ、まひ
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