DHAとは必須脂肪酸(生きるために必ず摂るべき脂肪)の一種で、主にイワシやサンマなどの青魚に多く含まれています。
人間の身体の中では、脳の細胞膜の中により多く含まれており、脳の老化と最も密接に関係する栄養素と考えられています
国立長寿医療研究センターでは60歳以上の方の血液中のDHA濃度を長期にわたって計測し、10年後の認知機能低下リスクがどう変わるかを検証しました。
その結果、血液中のDHA濃度が中程度あるいは高い人たちはDHA濃度が低い人に比べ、認知機能低下リスクが10分の1程度まで抑えられるという結果が得られたのです。
私たちは身体の中でDHAをほとんど作ることができないので、DHA濃度が高い人は、食生活の中で常にDHAを摂取し続けていたことになります。
平均寿命が伸び続ける今、脳の若さは誰しも手にいれたいもの。DHAは高齢化社会に必須の栄養素と言えるのです。
コーン油を摂取した人は内臓脂肪の変化はありませんでしたが、DHA+EPAを摂取した人は6週間後内臓脂肪が大きく減少しました。また血中 のDHA+EPA量が多いと狭心症や心筋梗塞、その他にも、糖尿病、脂肪肝、腎不全などが発症しにくくなることもわかっています。
※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を再載しております。
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