食生活の豊かな現代の日本で、不足している栄養素があります。それは「カルシウム」です。日本人の食事摂取基準(2015年版)によると、カルシウムは成人の場合1日あたり600~800mg(推奨量)必要です。しかし日々、カルシウムをこの推奨量値以上にとれる方はなかなかいないと思います。
カルシウムが不足すると、骨の健康障害(骨折や骨粗しょう症)の原因となることはよく知られていますが、その他にも高血圧や動脈硬化の原因にもなっていることは、あまり知られていません。
ミネラルの代表格であるカルシウムは生命活動のほぼ全てに必要で、不足すると骨に蓄積されたカルシウムを溶かして使ってしまいます。病気がちの老人が骨粗しょう症になるのは、体内カルシウムが足りずに骨を溶かして使うためであり、若年層の高血圧・糖尿病が増えているのもカルシウム不足が原因と言われいます。効率的なカルシウム補給は今や大きな健康課題となっているのです。
カルシウムは健康の根本です。カルシウムを補給しつつ、様々な身体のトラブルを予防しましょう。
カルシウムは「骨」だけでなく、血液、筋肉、皮膚など全ての細胞の生成に必要となります。
●骨そしょう症 ●歯周病 ●うっ血性心不全
●動悸・息切れ ●糖尿病 ●胸やけ
●胃潰瘍 ●ストレス ●うつ ●不眠症
●興奮しやすい ●手足のけいれん
●アレルギー ●骨そしょう症 ●歯周病
●うっ血性心不全 ●動悸・息切れ
●糖尿病 ●胸やけ ●胃潰瘍 ●ストレス
●うつ ●不眠症 ●興奮しやすい
●手足のけいれん ●アレルギー
●注意力欠如 ●虫歯 ●背骨の変形
●むくみ●高血圧 ●帯状疱疹 ●骨折
●背中痛 ●腰痛 ●生理痛 ●無月経
頭蓋骨を含む人間の全身の骨は、半年周期でターンオーバーを繰り返して新しい骨へと生まれ変わります。体内のカルシウム不足が続くと、脳を守る頭蓋骨も例外なくやせて、半年ごとに小さくなってしまうのです。特に目元のシワやたるみは、この頭蓋骨(眼窩)の収縮が原因となる場合が多くあります。
※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を再載しております。
[戻る] / イキイキ生活通信読み物一覧へ