イキイキ生活通信/読み物
How to spend the winter well.

今からすぐに始められる!冬を元気に過ごす方法

体調不良が起こりやすい主な原因は?

▼温度差による体調の乱れ
朝晩の気温が特に下がるこの季節、寒暖差が激しいと自律神経のバランスが崩れやすく、体調不良の原因となります。

▼夏の疲れ
クーラーや冷たいものの過剰摂取により体が冷えていて胃腸の機能が低下し、疲れが出やすくなっています。また、過剰摂取しなくとも夏の暑さから身体を守ろうと身体が知らないうちに汗をかくため疲れが出やすい状態に。

▼日照時間の減少
低気圧の日が多くなるこの季節は、空気中の酸素濃度が低下するため、身体が不調になります。また、日照時間が徐々に減少することで気分が落ち込むことも多くなります。コロナ禍でマスクをする生活の中、酸素濃度はますます下がり、お日様に当たる時間も減ってしまっています。頭痛、神経痛の悪化、めまい、肩こり、首痛、腰痛、眠気、気分の落ち込み、うつ、不安症など、表れやすい条件が整っています。

▼空気の乾燥
秋が深くなるに連れて、空気が乾燥してきます。空気が乾燥してくると汗をかいてもすぐに乾いてしまうため、水分を失っていることに気付かず、水分補給がおろそかになっていることがあります。夏は水分補給を行うのに、秋は手を抜いてしまう方が多いのではないでしょうか。水分補給がおろそかになってしまうと、まだまだ熱中症やのどの痛み、体調不良などを引き起こすことがあるため注意が必要です。

冬の健康を維持するためのカンタン免疫対策

▽体を冷やさない
体を冷やさないためとはいえ、靴下や洋服をあまり重ねすぎると動きにくくなるのが難点です。重ね着よりも身体の4つの場所を温めることの方が得策です。温めて欲しい場所は、首、手首、足首の三首とお腹です。

3つの首を温めるのは、ここを通る動脈が皮膚に近いところにあるため、寒さでここが冷えると、冷やされてしまった血液が身体を巡り、全身が冷えて寒くなるのです。また、お腹が冷えると、肝臓を始めとした血液が集まる内臓が冷え、体全体の体温も下がり、免疫が低下して、体調を崩しやすくなります。衿のあるお洋服やスカーフ、長袖、長ズボン、腹巻やホッカイロなど上手に利用しましょう。

▽鼻呼吸を意識する
マスク生活が増えて、多くの方が自然とやってしまっている口呼吸。
口呼吸は病原菌などに対して、無防備な呼吸法です。人間が発症する病気の7割は、なんと口呼吸が原因とも言われています。口呼吸の習慣を続けることで、呼吸器系疾患やアレルギー性疾患、皮膚疾患、自己免疫性疾患、精神性疾患などに罹るリスクが高まり、虫歯や口臭の原因にもなります。

一方、鼻呼吸はとても優れた防御システムを持つ呼吸法です。鼻の入口にある鼻毛は天然のフィルターとも言われ、外から侵入しようとする花粉やホコリなどをブロックしてくれます。鼻腔粘膜では、ウイルスや細菌などの小さな小さな異物も絡め取ってくれます。温度調節や加湿機能、空気清浄機能を兼ね備えた鼻呼吸は健康のために重要な呼吸法です。

▽旬の健康食材を
身土不二をご存知でしょうか。「身と土、二つにあらず」、つまり人間の体と人間が暮らす土地は一体で、切っても切れない関係にあるということです。住んでいる場所に出来る食材は、人の身体の状態を良くしてくれます。

旬の食べ物を積極的に取り入れることも大切です。健康に良い旬の根菜類として、かぶ、ごぼう、れんこん、にんじん。イモ類の長イモ、里芋。他に、キャベツ、白菜もネギなど。これらの野菜はこの時期、特に栄養が豊富です。

その他にも、お風呂に浸かって身体を温める、十分な睡眠をとることや、たくさん笑うことなど、毎日簡単に続けられる方法がたくさんあります。 免疫を上げることで、今冬を元気に過ごしましょう。

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※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を再載しております。

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