若い頃は少し食事を整えるだけで自然と調子を取り戻していたお腹。けれど年齢とともに発酵食品や食物繊維を意識しても手応えを感じにくくなることがあります。
それは腸が「がんばれなくなっている」だけかもしれません。
年齢を重ねると、腸の中で起きている変化は一つではありません。
噛む力や消化力の低下、食事量や内容の変化、そして長年の生活習慣の積み重ね。こうした要因が重なり、食べたものを代謝へつなげる力が少しずつ落ちていきます。
その背景にあるのが、体内でつくられる「酵素」の減少です。酵素が不足すると、食べたものをうまく分解しきれず、腸に負担がかかり、代謝の流れも滞りやすくなります。大切なのは、腸に何かを足すことではなく、腸が本来の働きを発揮し、代謝が活発な状態に整えてあげること。
ご年配の方の腸活に麹が役立つポイントがここにあります。
酵素には、食べたものを分解する「消化酵素」と、体の巡りや回復を支える「代謝酵素」があります。そして、この二つの酵素が大きく関わっている場所が腸です。
年齢とともに体内でつくられる酵素の総量は少しずつ減り、消化に多くの酵素が使われるようになります。
その結果、腸は分解や処理に追われ、代謝や回復に回す余力を失いやすくなります。
麹が腸活に向いている理由は、食べ物の分解を購任せにしない点にあります。麹の酵素が消化の下準備を助けることで腸の負担を減らし、体内酵素を代謝の働きに回しやすい状態へ整えます。
1.代謝酵素
呼吸をする、体温を保つ、心臓を動かす、傷を治す、体を回復させる力を担うのが代謝酵素。細胞の入れ替えや免疫の維持など、健康を土台から支えています。
2.消化酵素
栄養素の吸収がスムーズになることで肌のターンオーバーが整い、シミの原因となるメラニンの生成を抑える働きも期待されます。
ヨーグルトや納豆、漬物など、発酵食品にはさまざまな種類があります。これらの多くは、腸内の細菌そのものを届けることで腸内環境に働きかける食品です。しかし年齢を重ね、浦化力や腸の動きが落ちてくると、こうした菌を受け取ること自体が負担になり、不快感につながる場合もあります。
一方、麹は菌を増やすことを目的とする発酵食品ではありません。麹は「酵素の力」そのもの。
消化の下準備を助けることで、腸に余計な負担をかけず、本来の働きを引き出しやすくします。疲れた腸がもっとも取り入れやすい発酵素材なのです。
◎整腸作用
便通が整いやすくなり、腸内環境が安定することで、代謝力はアップ、免疫力を保ちやすくなります。
◎美肌効果
栄養素の吸収がスムーズになることで肌のターンオーバーが整い、シミの原因となるメラニンの生成を抑える働きも期待されます。
※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を改編・再載しております。
[戻る] / イキイキ生活通信読み物一覧へ