暑い夏の季節、皆さんは身体のケアに気を使っていますか? 多くの方は疲れや脱水症状に注意が向きがちですが、夏に起こりやすい意外な症状があるのをご存知でしょうか。それは関節痛です。 夏場の関節痛は、実は慢性化しやすい傾向にあります。
夏に関節痛が慢性化する要因はいくつかありますが、特に多いのが水分不足です。血液がドロドロになり、関節に栄養を運ぶ能力が低下します。これにより、軟骨にダメージが蓄積しやすく、軟骨は再生しにくくなってしまうのです。
また、暑い季節はクーラーなどで身体が必要以上に冷えすぎることがあります。急な温度変化によって筋肉が収縮し、下半身の血流不足と合わさって関節の痛みがひどくなることがあるのです。
関節や軟骨の構造は筋肉や皮膚と異なり、非常に複雑です。単に休むだけでは痛みは解消しません。 関節をケアするための取り組みとしては運動、栄養摂取、生活習慣の見直し、サプリメントの利用などが挙げられます。
例えば膝関節が痛い場合の運動は苦でしかありませんが、周囲の筋肉を強化することで関節への負担が軽減されます。膝に負担のかからない筋トレ・水泳・ヨガ等、工夫次第で効果的な膝ケアが行えます。
また栄養面で言えば、関節軟骨や筋肉の構成成分であるたんぱく質、コラーゲンの生成を助け、関節の健康をサポートするビタミンC、カルシウムの吸収を促進し、骨や関節の健康を維持するビタミンD、関節軟骨の構成成分であるグルコサミンやコンドロイチン、コラーゲンを積極的に摂りましょう。
なお栄養素は単一成分を摂るのではなく複合的にまんべんなく摂ることが大切ですので、サプリメントの併用もぜひおすすめします。
※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を改編・再載しております。
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