健康コラム
Healthcare Column.

更年期と目の健康の関係を知っていますか?

女性は更年期に入る40代以降、全身が乾燥しやすくなる「ドライシンドローム」に悩まされます。

この時期に一番顕著に出る症状が実はドライアイ。目のかすみ、疲れ目も涙の分泌が不足して起こるトラブルであり、更年期が長引き、涙量の減少が長く続くと、それらの目の不調はますます悪化します。

目薬に期待できる効果には限界が

近年、テレワークの導入に伴い、デスクワークの時間が増えたという方が多く見られます。それに合わせ目の疲れを感じる方も多いと思います。ところで、目薬は目の悩みを解決してくれるものと思っていませんか?

CMではさまざまな目薬が宣伝され、不調をさっぱり解決してくれそうなイメージが感じられますが、ほとんどの目薬は一時的な清涼感を与えるもので、根本的に問題を解決するものではありません。通常の目薬は、いわば一時的な潤いを提供し、リフレッシュするだけのものなのです。

目の疲れは根本的には目の奥のレンズのゆがみや血流、毛様体筋の疲労を改善しない限り、疲れ眼の症状は繰り返します。

デジタル機器と目の健康

現代の生活にはスマートフォンは欠かすことができず、長時間見ずにはいられないという方も多くいらっしゃることだと思います。その結果、目だけでなく、首や肩メンタルバランスを崩す「VDT症候群」と呼ばれる症状で悩む方が増えています。 その一番の改善法は目を休ませることですが、忙しくてそれも難しいという方は食事の栄養面からサポートしましょう。

目に良い栄養素

(アントシアニン)
アントシアニンは目に良い成分の代表格です。ビルベリー、ブルーベリーに多く含まれます。
網膜の健康を守り、視機能を助ける効果があります。

(ルテイン) カシス他、主に緑黄色野菜に含まれる成分です。目の血流を改善するとともに、網膜を光老化から守ります。

(コンドロイチン)
軟骨に多く含まれる成分です。涙の分泌を改善し目の乾燥を予防、また水晶体を保護する働きがあります。

※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を改編・再載しております。

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