健康コラム
Healthcare Column.

現代女性はカルシウム不足?

巣ごもり生活の連続で女性の骨が弱体化!?

新型コロナによって「ステイホーム」が求められて以降、大切な骨が急速に弱体化していることをご存じですか?

第一の要因は継続的なストレス。長期に渡って続くストレスは、大切な骨のカルシウムを体外に排出してしまうことがわかっています。 第二の要因が巣ごもり生活で著しく減少した歩くことと日光を浴びることです。

実は、骨は毎日歩いたり、物を持ち上げたりする際、かかる体重によって極小の「ひび」 が入っています。その「ひび」はカルシウム・ミネラルを使って素早く埋めることで骨は強度が保たれます。
また人の身体は日光を浴びると、体内でビタミンDを生成します。ビタミンDは骨を形成するための大切な栄養素で、日光を浴びることで食べ物から摂るより多くのビタミンDが得られます。

特に50歳を超えた女性は注意が必要です。女性特有ホルモンバランスの乱れから閉経後は約15年間に渡り、骨が弱くなり続けることがわかっています。健康や老け顔予防のためにも骨ケア(カルシウム補給)は今や必須となっているのです。


カルシウムで骨粗しょう症・老け顔予防

日本人の食事摂取基準(2020年版)では、1日当たりの推奨量を男性で700mgから800mg、女性で600~650mgと設定しています。

おおよその目安として例えば牛乳100gに含まれるカルシウム量は約110mg。
もっとも牛乳だけに頼るわけにもいきませんし、ミネラル同士は相互作用によってより吸収されやすくなるため幅広い食材から満遍なく摂るのがベストです。
特に吸収率が優れているのは牛乳やヨーグルトなどの乳製品ですが、エビやイワシなどの魚介類、ひじきや昆布・わかめなどの藻類にもカルシウムが多く含まれます。

なおカルシウムの過剰摂取もまた健康に悪影響を及ぼすことがありますが、2500mg以上の摂取がこれに該当しますので、通常の食生活では心配する必要はまずありません。
適切なカルシウム量の摂取と吸収率を考えますと、食事と合わせたサプリメントの併用もおすすめです。

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※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を改編・再載しております。

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