健康コラム
Healthcare Column.

健康長寿にエラスチン

血管の固さは脳と心臓の健康に直結

現在、超高齢社会を背景に「心不全パンデミック」などとも言われるるほど心疾患の患者数が増加しています。国立循環器病研究センターなどの調査によると、心不全による入院者数は、毎年約1万人ずつの割合で増えており、この状況は2035年までさらに悪化する見込みです。

その原因は運動不足、エネルギーの過剰摂取、自己管理や治療が不十分のためのホルモンの分泌不足なども考えられますが、心疾患の最大の原因は「動脈硬化」です。 心臓の筋肉は冠動脈という血管から酸素や栄養を取り込んでいます。このまわりの冠動脈が固く、細くなると、心筋は少しずつ弱っていき、心筋梗塞が発生します。

何より冠動脈の動脈硬化はほとんど症状を感じることはなく、働き盛りの人でも急に心筋梗塞に至るケースがあります。心疾患は命を救ったとしても後遺症に悩まされることが多いため、予防が何よりも大切なのです。

激増する心不全の新規発症数

2030年には約3割の高齢者(65歳以上)が心不全を患うという予測があります。心不全は心臓のポンプ機能が落ちた状態を指し、がんのように早期診断が難しいのが特徴です。最も重篤な状態の患者さんでは、1年で50~60%が亡くなるとされ、これは一般的ながんよりも予後が悪いと言えます。

心臓・脳疾患の予防に最適な「エラスチン」

動脈硬化の悪影響は脳に強く現れます。特に、直接的に死に至る可能性のある脳梗塞の大部分は動脈硬化が原因です。さらに、血管内部に小さな血栓が詰まる「脳塞栓症」は血管が細くなるほどに、その発症の可能性は高まるのです。

ただし、血管壁が柔らかいほどそれらの症状の危険性は低くなります。ここで、役立ってくれるのが「エラスチン」。エラスチンは、肌のハリや弾力を維持するために欠かせない成分です。 血管内のエラスチンは年齢とともに減少するのですが、エラスチンはこの減少を補い、結果的に心臓や脳の重要な器官を守ることになるのです。

エラスチンは一部の動物や魚に含まれており、豚ホルモンをはじめ、牛すじ、鶏手羽先、魚の煮こごりに含まれます。 ただ食材から摂るエラスチンは体内に取り込まれにくい性質もありますので、効率的に摂取したい方にはエラスチンサプリもお勧めです。

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※当記事は弊社発行誌『イキイキ生活通信』に掲載された内容を改編・再載しております。

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