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2011年10月18日

沢山の悲しみ 多くの困難 でも"さよなら原発"の祈念日になったんだョ!

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           天波博文
誰も「3・11」のあの脅威を
本当に察知出来なかったのか?
一瞬の内に多くの人のいのちが
家も車も橋も川も町も瓦礫同然に
津波に飲み込まれたあの日を...。
 そして なぜ
生き残った家族までもが
姿なき悪魔に怯え
バラバラに引き裂かれなければ
ならなかったのか...?
 そして なぜ TVでは一斉に
「ポポポポ~ン♪」の
音楽が なり続けていたのか...?

 ボクは受け止め切れない現実と次々と迫り来る何故?に
精神的にも滅入っていましたが
これではいけないと
阪神大震災の被災時に学んだ
逆境の時だからこそ
皆が元気になる「祭り起し」を
自分に課すことにしたのです。
【四月 三日】神武天皇祭
【六月二六日】チャリティーライブ
【七月二三日】葦北 新そば祭り
【八月十四日】丸米ふれあい祭り
【八月二四日】四十年ぶりボクの
       デビューアルバム
      『のすたるじあ』の
      再発売パーティー。
【八月三一日】の野菜祈念日と...。
 祭りの忙しさに集中することで
ボクは「3・11」から受ける
悲しみや怒りモードを
事前にシールドしていたのです。
 しかも この間に
相次ぐ余震による土砂崩れや
集中豪雨による更なる水害。
そして 台風十二・十五号による
なぜこのタイミング?と聞きたい
関西・中部を直撃した
記録的な水害も起こりました。
祭りにでも没頭していなければ
きっとボクの心は 悲しみに
浸食されノイローゼーにでも
なっていたかも知れません。 
 
 あれから七ヶ月......。
本来の地震だけでしたら
誰もが自然災害とあきらめ
いつまでも悲しみの淵に
座っていなかったかも知れません。
しかし 原発事故が絡んだ
「3・11」での脅威と悲しみは
日々を追うごとに
次々と明かされる驚きの真実や
悲惨な現状にスパークし
姿なき悪魔たちに向けた
不信が徐々に怒りに変わり
今まさに渦を巻いています。
 そして 事態は更に深刻な
問題へと発展しつつある様です。
中国がチベットや台湾問題等に
情報統制を強力に引いている様に
日本政府も情報統制網のレベルを
引き上げ始めた様なのです。
 ネットを使われている人なら
感じていると思いますが...。
従来のTVを代表するメディアと
インターネットメディアでは
例えば震災時のニュース
一つを取っても断然ネットの方が
スピーディーで透明度の高い
小回りの利いた情報が
入手しやすかった筈です。
 因にボクは三月十二日から
熊本に居ながらにして
ネットラジオで被災地の近県
埼玉県のFMジェイウェーブ局に
二週間連続でアクセス
しっぱなしにしていました。
(無料だったからです。セコ!)
その環境設定があったからか
よりワープした臨場感に
現地の心情や慌てぶりが
切々と伝わって来ました。
 ところでその時 熊本のTVは
どうだったかと言いますと
それがニュース速報と言えど
ネットとは20~40分ぐらいの
情報の遅れがありました。
まぁその程度なら情報統制
ならぬ情報遅配でしょうけどネ!
(但しFMでもポポポポ~ン♪が
  隙あらばと流れて
   いましたョ?苦笑。)
その後の脱原発関連のニュースは
一般メディアでは殆ど報道されず
9・11に行われたデモでは
見せしめとも言える不法逮捕者が
12名も出たにも関わらず
報道は一切されませんでした。
 また19日の代々木公園周辺に
6万人が集まった時もそうです。
デモは事前に日時やコース等を
許可申請・受理されていたのです。
しかし前日に集合地点であり
出発地点の強制的な変更が当局に
よって突然命じられたのです。
これは明らかにデモへの参加者を
分散し困惑させるための戦略的
妨害行為に他なりません。
 このことも
ポポポポ~ン♪に仕える
大半の公共メディアでは
一切報道しませんでした。
 いずれにせよ利権者たちの
取り返しのつかない失敗を
地震津波でのパニックにかこつけ
国難と位置づけた以上は
今後非常事態を大義名分に
規制や増税と言った帳尻合わせを
ボクたちに強いて来るのでしょう。
(そんな意味では2012年が
 キー的変革期になるのかも...。)
 とにもかくにも
自由で平和な自然との共生社会を
実現してゆくために
次ぎのステージを担う子供たちに
ボク等のはっきりした意思行動を
伝えてゆく必要があると感じます。
 かく言うボクは
友氣農行発展への支援者として
脱原発に賛成ですし
増税については 完全に無駄を
排除してからの話で
その後改めて考えるとします。
 確かに復興には 莫大な
お金が必要なのは解ります。
だからそのお金の使い方を
どの様に改革してゆくかが
未来に照準を合わせた 
真の復興支援ではないでしょうか。
この様な時だからこそ
未来を信じ 人間を信じて
全面廃炉を宣言したドイツや
2034年を目標とし
脱原発を宣言したスイスの様に
日本政府もはっきりとした
未来へのビジョンを明確に
打ち出して欲しいものです。 
 突然話は飛びますが毎年恒例の
ムービング・ドラゴン・ツアーは
一月の満月の時点で
取り止めと決めていました。
このことは何も「3・11」の
予感があったからではありません。
今年始めのエコひいき(21号)に
例えとして 卯年の今年を
どう生きようかと書いた様に
ウサギはバックすることと
下り坂が苦手なので
ゆっくりブレーキをかけ
進む年と決めただけです。
 それに4月には愛妻様が
3年ぶりに高校を卒業する
次男の世話を終へ 京都から
戻って来るからだったのです。

 最後になりますが
地震の規模を示す
マグ二チュードの順で表すと
今回の東日本大震災(M9・0)は
死傷者数21万814人。
1960年のチリ地震(M9・5)
死傷者数2410人。
64年のアラスカ地震(M9・2)
死者131人。
2004年のインドネシア・
スマトラ沖地震(M9・1)
死傷者数227万898人。
に次いで観測史上
世界4番目の震度規模でした。
 ボクは1952年誕生ですから
直接地震の被害を被った訳では
ありませんが この4回の
記録的地震が起こった同じ時代を
生きているんだナと思うと
あらためて自らのいのちに
そして 家族や友人たち
地球上の全てのいのちの存在に
感謝 感謝 ありがとうです。
 記憶に残る大変な年でしたが
今年もあと僅かです。
お正月の準備はまだにしても
子供たちやお母さんへの
Xマスのプレゼントはそろそろ
考えておかないとですョ!
 そんな訳でエコひいきの
読者の人(ネット含む)に
藤本社長とボクが協力して
特別なプレゼントを
2つご用意させて頂きました。
どうぞサプライズにご活用下さい。

前回号でも紹介した丘蒸汽の
★CDアルバム『のすたるじあ』
 @¥2500(15曲入)
 MAHALOのウクレレ
 @¥8000相当を
 セットで10名様分。
★どれみ村有機野菜お試しセット
 @¥4200相当を
 3名様分。(配送を持って当選)

 来年はボクが年男の辰年
それに還暦の節目も重なります。
まさしくエコひいき的
第二の人生出発の2012年です。
音惚け老人の天波は
玄米と有機野菜を 
モリモリマルマル食べて
『いただきアース』です。
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