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2009年8月28日

「水」は 地球そのもの。「瑞」は 時代を映す鏡。「自」は あなた自身のこと。

eco_1.jpg

 夏は好んで太陽さんを浴び 汗と泥にまみれ棚畠で戯れます。
子供の頃のお釜のフタの様に ズーンっと全体に重たい灼熱が
ボク目掛け空ごと降ってきます。
そんな中 膝を曲げ地面に 這いつくばって草をむしるボク。
言葉にはしないけど
「出来れば君たちを抜きたくないんだョ」なんて
心の中で呟き 頭を垂れます。
その姿を空の大陽さんが見て ボクが懸命に懺悔している様に
思っているかナ? なんて頭の中で天と地が交差します。
 いつも思うのですが 自然とボクの二人だけの時
素敵な詩が浮かんだり 曲が閃いたりしてメモしたいナと...。
でも 手袋はしているものの 指先は破れてしまっていて
そこから泥が爪の間にも入り 汗と泥のベチョベチョの手では
紙に字を書く気もしませんし 携帯のボイスレコーダーに
メモするにしても やっぱり...。
 そばには綺麗な小川も流れているのですから 手を洗い
一休みして書いたり録音したりすれば良いことなのでしょうが
不定期で不周期の閃きがいつ来るのか分りませんので
常に準備するのもつい億劫で...。
だから最近では逃がした獲物は勿体ないと思わずに 
本当の自分に響いた詩やメロディーだったのなら
必ず覚えている筈だ!と受け止める様にしました。
所詮 取らぬ狸の皮算用なのでしょうからネ!(笑)

 ハ~イ!ライトなスタッフファンの皆さん元気でしたか?
暴飲暴食をせず無事に夏を乗り越えられましたか?
まだまだ残暑も厳しいので体調管理にはくれぐれも気をつけて下さいネ!
ボクは相変わらず玄氣ですが今回のエコひいきのテーマが
中々思い付かないので棚畠で一汗かいたあと
前文の小川で手と顔を洗い大きな梅ノ木の木陰に座り
予め用意していったノートを開きながら「ボ~ッ」と
小川を眺めることにしました。
ちょうど積乱雲の影に入り冷んやりのマイナスイオンに
全身包まれ気持ち良かったです。
 空の一部を切り取った様な青く光る糸トンボが二匹
二人だけの愛の巣を見つけ様と可愛げにソワソワ飛んでいます。
その時でした。
白亜紀から抜け出して来た様な巨大なトンボが目の前を
音も立てずに横切りました。
工事ストライプの鬼ヤンマです。

eco_2.jpg

余りにも小さな糸トンボを見ていたので その格差に
超巨大化して見えたのでしょう。
それにしても久々に見た大きな鬼ヤンマは
何度となくボクの頭上を飛行し何かを伝えている様でした。
昔からトンボは神様の使いと言われますからネ...。
 時々川の冷気が汗ばむ額にス~と上ってきては 
頭の中のシーンを変えてくれ自然からのメッセージが
天波アンテナに受信されました。
ボクは慌ててモチーフだけでもメモに書き込み それを
家に持ち帰り まとめたのが今回の「水」をテーマにした
エコひいきの14号です。
 それでは「水」「瑞」「自」についてお話しますネ!

 皆さんは2008年から人類は「水飢饉の時代」に入ったことを知っていますか?
地球上の70%は水ですが人類が使える水は 
その中の僅か0・01%しかありません。
その水が人工増加(68億)や各国の経済発展と共に枯渇して来ているのです。
現在地球上には水を飲めない人が8人に1人もいて 
その為水を奪い合う地域紛争がアフリカや東南アジアを中心に勃発しているのです。
また人口増化と急激な経済成長を歩む中国にも 環境問題も含め
その危惧が高まっています。
もちろん雨水や生活廃水を再活用したり海水を淡水化する技術も
進んでは来ているのですが 果たして人口増化のスピードに
追着くのだろうかと思ってしまいます。
 然るに そんな現実を横目にボク等日本人は世界中の水をペットボトルで輸入し 
感謝の気持ちも感じないままに無造作に垂れ流しています。
まして自給率が40%ですから 農作物や食品を輸入する日本は
それ等を生産する世界の水をも奪い取っていることになります。
因に世界の水需要の中で農業用水に使う水は70% アジアでは80% 日本ですら
65%を占めているのですから。
ネガティブな思考になりますが何れ水飢饉問題が表面化すれば
各国とも輸出用農産物に何等かの規制を掛けることは明らかです。
どうぞ「瑞」から兆しを感じ取って下さい。
 水はボク達だけの物ではなく全ての生命の循環を促す掛替えのない「媒体」で
自分自身であることをもう一度考えて見て下さい。

 それでは最後に「自」からを知る為に 豊臣秀吉の参謀を勤めた
「黒田如水」作?の名言
「水の五訓」を学習しましょう。
一、自ら活動して他を動かしむるは水なり。
一、常に己の進路を求めて止まざるは水なり。
一、障害にあって激しく その勢力を百倍しうるは水なり。
一、自ら潔く他の汚濁を洗い清濁併せ入るは水なり。
一、洋々として大海を満たし発しては霧となす。
  雨雪を変じて霰と化す。
  凍っては玲瓏たる鏡となり 
  しかもその性を失わざるは水なり。

どうですか?ボクが水を媒体と言った意味が分かって頂けるでしょ!
そんなパワーが70%も詰まっているのが皆さん自身なんですョ!
エッ!ビールの飲み過ぎで水太りだからもっとあるかも?
イヤそんなことはありませんが エコひいきに同調して頂けるのでしたら
一寸控えましょうかネ。
ほら「お疲れさん乾杯!」の一杯目のビールを我慢して 日本酒か焼酎に直接すれば
水飢饉に大いに貢献出来るのですョ。
だって麦は100%近く輸入に頼っているでしょ!
 さて少しは自からの身の置き場が見えて来ましたか?
特に先進国に暮らすボク等の暮らし方や場を 変えることで
水が飲めない8人に一人の人に泥まみれの水ではなく
未来の希望が写る水を飲んでもらうことが出来るのです。

 かと言って政府まで支援して エコカー減税とか
エコポイント家電なんてやり始めましたが
エコの名を語ったエゴにはだまされない様にしましょうネ。
現段階でのハイブリッド車は 決してエコではありませんし
また省エネ家電だからと言って こちらもエコロジーとは程遠いものです。
いくらクーラーの消費電力や電気代が下がっても 植物や動物達が喜びますか?
むしろ原材料の採掘の為に森や山を追われたのですョ。
それに製造行程や遠距離輸送に 一体どれだけのエネルギーを
消費しているのかを考えれば エコでないのは察しが着きます。
 経済優先の情報社会によって現代人は混迷を極めています。
「平成」の元号に託された安岡正篤先生の「考察の三原則」を心構えとし 
自らのライフスタイルの変革が必要なのです。
*安岡先生が水の五訓を読まれ 書かれた『考察の三原則』を
おまけのプレゼントします。

一、目先にとらわれず長い目で見る。
一、一面的に見ないで多面的・全面的に観察する。
一、枝葉末節にこだわる事なく根本的に考察する。

投稿者 right : 2009年8月28日 11:56

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