2008年8月22日
暑い時は 汗をかこう!身体に良い汗かこう!
熊本の夏は東京や京都で暮らしていた頃の あの肌に
まとい着く様な暑さとは違い ギネスブックに出て来る様な
巨大なフライパンが ビッグなハンバーグを乗せ
ジュージューと音を立て 頭上に迫ってくる様な
そんな感じの暑さです。(どなん暑さやねん!)
答は写真に写っている天波 余りの暑さに気がふれ
とうとう野生化してしまい「怪人寿老ししとう」に
変身してしまう程の暑さです。
ましてや温暖化の近年では 気象観測史上始まって以来の
新記録に次々と塗り替えられ 室内にいても熱中症に倒れる
人まで現われる異常事態です。
ネット情報では 50年前の台湾の年間平均気温が
現在の鹿児島県の平均気温に...
そして 50年前の鹿児島県の 平均気温が 現在の東京の
年間平均気温に匹敵する程... 暑さは北上しているそうです。
ほら沖縄産マンゴーの 産地偽装表示で有名になった
台湾産マンゴーそのものだって 元々はインドやインドシナが
原産で赤道近辺でしか育たない果実だったのに
沖縄県のみならず宮崎県もマンゴー栽培に力を入れ始め
熊本でも南西部では すでに栽培が始まっているのですから
地球温暖化の変化・影響が 農の世界には確実に忍び寄って
来ているのが解ると思います。
先日鹿児島県南薩摩市での 果実栽培を研修して来ましたが
バナナにマンゴーはもちろん パパイヤ・グワァバ・レイシ
パッション・ドラゴンフルーツ まぁ驚くほどの九州南国ぶりを
改めて思い知らされました。
当然 まだ路地栽培では無理で ハウスでの栽培でしたが
そのお陰で無農薬栽培が可能と 農家の方々も外国産を意識して
一つ一つに丹精を込め安心・美味しい国産果実を
育てておられました。
(エコ的には反するけど美味しい果実が豊富って
幸せの極みじゃないかナ~)
しかし この暑さ 今後の社会にどんな影響を
及ぼしてゆくのだろう?。
先日行われた洞爺湖サミットの お粗末な結果を踏まえても
このあと増々拡大・加速して 行くであろう二酸化炭素問題
そして 世界人口の爆発的増加によるエネルギー危機や
水の確保も含めた食糧危機?
それに伴う様々な紛争?一体近未来はどんなことに
なってゆくのだろう?
おっとっと!このこと考えると ネガティブになっちゃうから
一番ポジティブな百姓になることにしたんだっけ...。
どんなに気候が変動しようと どんなに社会が変化しようと
国がどんな手段を下そうと 分かってるのは 何があっても
生き抜かなきゃ!って言うこと。
家族の為 仲間の為 味方の為
為の為じゃなく 無我夢中に...。
さて前号で温泉の話をした所 数名の人からリアクションを
頂き ありがとうございました。「全国の温泉に行かれたの...?」
とか「温泉のNo.1はどこ...?」とか 大半は「私も温泉が好き
なんですょ。」のお話でしたが
さすが温泉好きな人は 心が開いているナと思いました。
ところで その際に 「暑い時は汗をかこう! 身体に良い汗かこう!」の
これからの時代を生き抜く 大切なキーワードを お伝えしましたが
今号はそのことを ライトなスタッフファンのみなさんに
お話したいと思います。
暦の上では「秋」ですが 気温は一向に下がる気配もなく
秋の長雨など全くない 植物が紅葉を忘れ枯れてゆく
そんな暑い秋の到来です。
何かピンと来ない 変な下りでしょ。でも残暑の厳しい
折り...なんて言う下りとも違うし この先もう一山二山
暑さが近付いている様に ボクは感じるのですが
皆さんはどう感じますか?
まぁ それはともかく 秋らしい秋でないことは
確かです。でも せっかくの暑い秋です 散歩したり
ジョギングしたりして 汗を流して排毒する
健康作りには絶好のチャンスだと思いませんか?
最近ではデオドラントとか 脱臭とか言って 汗を嫌がる
傾向がありますが 本来汗自身は無臭のもので
99%は水分 残りは脂肪分・鉄分・アンモニア・尿素などが
含まれているそうです。
嫌な汗の臭いは 血液が酸化しやすい動物性脂肪分や
高カロリーの物や添加物を使った物を食べ過ぎたりして
身体の表面が汚れていると 細菌が繁殖し汗を分解する時に
嫌な臭いを発生させるそうです。
更に皮脂が汗の成分に含まれる鉄イオンと空気の作用によって
酸化するとツーンとした 強烈な酸化臭が発生するのです。
ボクの伝えたい身体に良い汗をかこうとは
そんな臭い汗のことではなく 循環し得る清らかな水分で
ほのかなフェロモンをも含み 身も心も癒し 潤す様な
汗をかこうと言ってるのです。
医学的に言う「良い汗」とは 身体に大切なミネラル分を
体外に出さないよう 血液中に再吸収出来る 汗をかき慣れて
いる人の汗のことだそうです。
ちょっと難しいので 要約しますと 酸化しない
むしろ還元化出来るぐらいの 汗(水分)のことだと思います。
因に「悪い汗」とは身体が必用とするミネラル分を
体外に放出してしまうため 体内のミネラル不足が原因で
夏バテを引き起こす一因と考えられているそうです。
ここでちょっと皆さんも 汗をかいた時のことを
思い起こして見て下さい。
汗をかいた後すっきりして また動きたくなるぐらい
身体が軽いと思った時と その逆で 汗をかく度に
身体が重くなり もうこれ以上 動きたくないと思った時が
あると思いますが あれが良い汗と悪い汗の違いです。
どうですか?皆さんもトレーニングジムやクラブで
汗を流すこともしかり 食を正し 身体に良い汗を
かいて見ませんか?
まぁこんなことを言うボクも 都会を出るまで実際には
汗を嫌っていた張本人でした。
だからからでしょうか サウナも大嫌いでしたし
汗も上手にかけませんでした。
それがどれみ村を始め 自然に接する機会が増えたり
食が徐々に変わるにつれて 自然と汗がかける様な体質に
なったのです。
そして 時々不機嫌だった自律神経の 具合もスムーズに機能する
様になったのです。
それこそ今では 憧れだった汗をかきながら歌える
農明シンガーになれましたし 真剣に一曲歌うだけで
玉の様な汗を全身から上手にかける様になれたのです。
「汗水たらす」「手に汗握る」「血と汗の結晶」「額に汗する」
昔から使われて来た言葉が示す 一生懸命何々を行う時の汗
「冷や汗」「脂汗」「寝汗」と言った健康を示唆する時の汗と
汗にも色々ありますが 身体に良い汗をかくことは
地球温暖化にも環境問題にも役立つ 日常で出来る簡単な
エコひいきだと思います。
暑いからこそ汗をかき そして自ら(水)を
地球にしっかりアースしよう。